「英検って意味ないよ」

子どもの英語教育をしていると、一度はそんな言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

ネイティブのように英語を話す知り合いが、

「1級持ってても話せない人はいる」

「無理に詰め込むと英語嫌いになる」

「英検の勉強より英語を使うことが大事」

と言っていて、「確かに……」と納得することばかり。

……が、うちの息子、英検を受けています。

その場では「英検のために必死な親」と思われそうで、言い出せませんでした。

あの日、「うちの子がんばってるよ」と言えなくて、息子には本当にごめん!と反省しました。

そこで今回は、なぜ英検が「意味がない」と言われているのか、

我が家なりに調べて納得した理由と、それでも続ける理由をまとめておこうと思います。

「英検より、海外で通用するIELTSやTOEFLの方がいい」という意見をよく聞きます。

確かにこれらは海外の大学進学などで必要な資格なので、将来の進路によっては必須になるはず。

でも、だからといって英検が全否定されるものでもないな、と思うエピソードがありました。

実際に高校留学を経験したお子さんのママから、

「学校から提出を求められたIELTSやTOEFLスコアは持っていなかったけど、

英検2級を英語力の条件として認めてもらえたよ!」

という話を教えてもらったんです。

海外では主流な資格ではないけれど高校留学では、こうして資格として認められる場面もある。

全く意味がないわけじゃないんだな、と私のモヤモヤが少し消化されました。

もう一つ、調べてみて「なるほど」となった理由があります。

それが「有効期限」です。

国内の高校や大学の入試には、

英検の「級」やスコアを合否判定や得点に換算・加点できる

『英検利用受験(英語外部検定利用入試)』という便利な制度があります。

ですが、なんとこれには「2年以内に取得したものしか使えない」という期限つきのところがほとんど。

資格としては一生ものですが、

小学生の間にがんばって取得した英検は、高校や大学の受験時には使えず、

受け直しが必要になる

ということ。 「早く受けすぎても意味がない」と言われるのは、こうしたリアルな理由もあるようです。

「じゃあやっぱり意味ないの?」というと、息子にとって全くそんなことはありませんでした。

一番大きかったのは、「息子の大きな自信に繋がったこと」

合格するたびに周りから「すごいね!」「頑張ったね!」と言ってもらえるのがとにかく嬉しいみたいで、

本人の中で「僕は英語が得意なんだ!」というポジティブな自己イメージができあがりました。

子どもにとって、「自分はこれが得意」と思える経験は、何よりの大きな財産だと思います。

英検はゴールじゃないし、その先にある「英語を使って何をするか」の方が何倍も大事。

でも、通過点として、自信をくれる英検は、息子の良きサポーターになってくれています。

(もし将来、英検利用受験を選択するなら、もう一度受け直すことになります。)

そして、費用もかかるし有効期限のこともあるります。

なので、

「小学生のうちに急いで受ける必要はない」というのも、紛れもない事実です。

周りのスピードに焦らず、わが子の「やりたい」のタイミングを

一番大切にしていきたいなと思います。